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シリーズ 映像で伝える日本の原風景 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]


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シリーズ・映像で伝える日本の原風景・たたら高殿編 vol4 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]

シリーズ・映像で伝える日本の原風景・たたら高殿編 vol4
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砂鉄から日本刀の素材である「玉鋼(たまはがね)」など生産する、日本の伝統的製鉄技術・タタラ工法。このタタラ工法の心臓部が「高殿(たかどの)」と呼ばれる建物である。

現在、日本にはこの高殿がたったひとつだけしかない。島根県雲南市吉田にある、菅谷タタラ山内(さんだい)と呼ばれる集落である。私は、この集落へ数え切れないくらい訪れてきた。

タタラに魅せられた人は少なくないが、私もその一人である。現在は残念なことに、高殿内部が修復中であり見学するこができない。また、数年の後に修理改修後、見学再開できたとしても、170年前・江戸時代に建てられた往時の面影はほとんどなくなっていることだろう。

私は、この高殿の内部、関連施設、そして、修復中の内部の映像を関係者の許可を得て撮影してきた。その一部を公開しよう。今回は、そのシリーズその4である。

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映像で伝える日本の匠世界。備中国分寺五重塔。 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]


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シリーズ・健康ツーリズム実践編・告知版 [ヘルスツーリズム企画案内(里地・里山歩き)]

写真: シリーズ・健康ツーリズム実践編・告知版
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海外の森・山岳ウォークプログラム
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台湾の森で癒しの散策歩き企画。

 シリーズ・健康ツーリズム実践編・告知版
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海外の森・山岳ウォークプログラム
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台湾の森で癒しの散策歩き企画。


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備中国分寺五重塔 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]


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鬼ケ城山 俯瞰図 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]


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シリーズ・清水代表の紀行エッセイ [清水代表に関連する記事]

写真: シリーズ・清水代表の紀行エッセイ
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手荒な男の休日

数年前、厳寒の二月に極東ロシアを訪れた。ダイヤモンドダストが空気中に舞うぐらい凍りついていたある日、ロシア人の知人が「伝統的な男の休日の楽しみ方を教える」と私を誘った。アルセニエフという町から車で三時間ほど。周りに何もない田舎の一軒家へと連れていかれた。氷と雪が家を取り巻き、雪の上には狼の足跡が残っていた。

マイナス二十度。誰も住んでいないその家に入ると、外気温以上の薄ら寒さを感じた。部屋に入るなりペチカの火をつけ、ロシアの男たちは安物のウオッカの瓶を回し始めた。二時間後、暖炉の上ではボルシチの鍋がグツグツと煮えていた。部屋の温度は二重窓によってどんどん上がり、われわれは全員上半身裸となった。

そのうちに夜も更け、素朴で骨太のロシア男の休日は佳境に入っていく。

「俺は、狼の遠吠えを子守歌にしていたんだぞ!」「なに!俺はオフクロからウオッカの乳をもらったんだ!」「ならば、俺もいわせてもらうが、このヒゲは熊の王からもらったんだぞ!」他愛もないホラ話の合間には、男たちの哀愁をおびたロシア民謡が夜のしじまに流れてゆく。

ウオッカ、ボルシチ、歌ですっかり体と心がホッカホッカ状態になったとき、男たちはみんな服を脱ぎ始めた。「サウナヘ行こう!」。庭先には、隙間風が吹き込む掘っ建て小屋があった。私も素っ裸で、雪の上を走りその小屋へ駆け込んだ。隣り合った人の汗を落とすために、白樺の葉で背中を叩き合う手荒い歓迎が待っていた。

 最後の仕上げは、素っ裸のまま奇声をあげて小屋の外へ出て、雪の上にジャンプするのである。私は雪の中でガチガチと震えながら思っていた。日本でも、男たちが素朴で力強い休日を過ごしていた時代があった。

粗野で手荒いが、互いの心の力こぶを共感していた時代が。しかし、現在。休日はうかうかゴロ寝もできず、買い物につきあうと、階段の踊り場で待ちぼうけ仲間がいるが、悲しくも共通の話題がない。

 男たちは、所属する組織の外での心の鎧の脱ぎ方を忘れてしまい、加齢とともに無口になっていく。休日には、接待ゴルフで作り笑いを浮かべるよりも、ユーモアあふれるジョークの一つでも考えてみたいものだ。

 シリーズ・清水代表の紀行エッセイ
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手荒な男の休日

数年前、厳寒の二月に極東ロシアを訪れた。ダイヤモンドダストが空気中に舞うぐらい凍りついていたある日、ロシア人の知人が「伝統的な男の休日の楽しみ方を教える」と私を誘った。アルセニエフという町から車で三時間ほど。周りに何もない田舎の一軒家へと連れていかれた。氷と雪が家を取り巻き、雪の上には狼の足跡が残っていた。

マイナス二十度。誰も住んでいないその家に入ると、外気温以上の薄ら寒さを感じた。部屋に入るなりペチカの火をつけ、ロシアの男たちは安物のウオッカの瓶を回し始めた。二時間後、暖炉の上ではボルシチの鍋がグツグツと煮えていた。部屋の温度は二重窓によってどんどん上がり、われわれは全員上半身裸となった。

そのうちに夜も更け、素朴で骨太のロシア男の休日は佳境に入っていく。

「俺は、狼の遠吠えを子守歌にしていたんだぞ!」「なに!俺はオフクロからウオッカの乳をもらったんだ!」「ならば、俺もいわせてもらうが、このヒゲは熊の王からもらったんだぞ!」他愛もないホラ話の合間には、男たちの哀愁をおびたロシア民謡が夜のしじまに流れてゆく。

ウオッカ、ボルシチ、歌ですっかり体と心がホッカホッカ状態になったとき、男たちはみんな服を脱ぎ始めた。「サウナヘ行こう!」。庭先には、隙間風が吹き込む掘っ建て小屋があった。私も素っ裸で、雪の上を走りその小屋へ駆け込んだ。隣り合った人の汗を落とすために、白樺の葉で背中を叩き合う手荒い歓迎が待っていた。

 最後の仕上げは、素っ裸のまま奇声をあげて小屋の外へ出て、雪の上にジャンプするのである。私は雪の中でガチガチと震えながら思っていた。日本でも、男たちが素朴で力強い休日を過ごしていた時代があった。

粗野で手荒いが、互いの心の力こぶを共感していた時代が。しかし、現在。休日はうかうかゴロ寝もできず、買い物につきあうと、階段の踊り場で待ちぼうけ仲間がいるが、悲しくも共通の話題がない。

男たちは、所属する組織の外での心の鎧の脱ぎ方を忘れてしまい、加齢とともに無口になっていく。休日には、接待ゴルフで作り笑いを浮かべるよりも、ユーモアあふれるジョークの一つでも考えてみたいものだ。


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シリーズ 清水代表活動レポート [清水代表に関連する記事]

写真: シリーズ 清水代表活動レポート
ラジオ生出演終了

 シリーズ 清水代表活動レポート
ラジオ生出演終了

 本日のお題は、来月80周年を迎える、瀬戸内海国立公園(日本で最初に認定された)についてであった。


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世界遺産の島・小笠原諸島への旅 3月11日より [ヘルスツーリズム企画案内(里地・里山歩き)]

写真: シリーズ・健康ツーリズム実践編・予告編
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世界遺産の島・小笠原諸島への旅 3月11日より

世界自然遺産への養生企画。これまでに自然遺産としては、屋久島・白神山地でのプログラムを実践してきた。あと日本で残っている自然遺産は、小笠原諸島と知床である。本年は、その残されていた二つへの養生プログラムを実施予定である。

まず、小笠原諸島へは、来月に実施。そして、知床には、本年中に企画している。まずは、小笠原への予習の意味もあり、シリーズで小笠原諸島について学習してみよう。
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(まずは、位置とアクセス)公的ウェブから。

父島・母島には空港がなく、船でしか行くことができません。定期航路は東京・竹芝桟橋との間にのみ開設されており、およそ週に1便(GW、夏休み、年末年始などは週に2~3便)のペースで「おがさわら丸」が就航しています。

なお、母島には父島から別の定期船「ははじま丸」に乗り継いで渡航していただくことになります。 およそ週に1便運航されている「おがさわら丸」ですが、曜日は不定で、具体的なダイヤは運航会社である小笠原海運のホームページに掲載されています。

どの便も東京を朝10時に出港し、翌11時30分に父島に到着。おがさわら丸」はそのまま父島に3泊、停泊し、出発から5日目の14時に父島を出港、翌15時30分に東京に到着します。

したがって定期船を利用した小笠原への旅行は必ず5泊6日の期間が必要です(GW、夏休み、年末年始などは父島に停泊せずピストン輸送が行なわれますが、その場合でもダイヤの都合で5泊6日の旅行となります)。

世界遺産の島・小笠原諸島への旅 3月11日より

世界自然遺産への養生企画。これまでに自然遺産としては、屋久島・白神山地でのプログラムを実践してきた。あと日本で残っている自然遺産は、小笠原諸島と知床である。本年は、その残されていた二つへの養生プログラムを実施予定である。

まず、小笠原諸島へは、来月に実施。そして、知床には、本年中に企画している。まずは、小笠原への予習の意味もあり、シリーズで小笠原諸島について学習してみよう。
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(まずは、位置とアクセス)公的ウェブから。

父島・母島には空港がなく、船でしか行くことができません。定期航路は東京・竹芝桟橋との間にのみ開設されており、およそ週に1便(GW、夏休み、年末年始などは週に2~3便)のペースで「おがさわら丸」が就航しています。

なお、母島には父島から別の定期船「ははじま丸」に乗り継いで渡航していただくことになります。 およそ週に1便運航されている「おがさわら丸」ですが、曜日は不定で、具体的なダイヤは運航会社である小笠原海運のホームページに掲載されています。

どの便も東京を朝10時に出港し、翌11時30分に父島に到着。おがさわら丸」はそのまま父島に3泊、停泊し、出発から5日目の14時に父島を出港、翌15時30分に東京に到着します。

したがって定期船を利用した小笠原への旅行は必ず5泊6日の期間が必要です(GW、夏休み、年末年始などは父島に停泊せずピストン輸送が行なわれますが、その場合でもダイヤの都合で5泊6日の旅行となります)。


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シリーズ 健康ツーリズム実践編 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]

シリーズ 健康ツーリズム実践編
鬼ケ城山 城壁の上を歩く。

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シリーズ・映像で伝える日本の養生場・愛媛県編 [世界の街角から]

写真: シリーズ・映像で伝える日本の養生場・愛媛県編
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場所は、四国にあるミステリー渓谷。ただ、ここは新発見の場所なのです。このときの映像を下記のアドレスにてご案内しています。クリックされれば自動的に映像が流れて来ます。

http://www.youtube.com/watch?v=uYPHkiBrKOg

シリーズ・映像で伝える日本の養生場・愛媛県編
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場所は、四国にあるミステリー渓谷。ただ、ここは新発見の場所なのです。このときの映像を下記のアドレスにてご案内しています。クリックされれば自動的に映像が流れて来ます。

http://www.youtube.com/watch?v=uYPHkiBrKOg


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シリーズ 健康ツーリズム実践編 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]

シリーズ 健康ツーリズム実践編

鬼ケ城山 ランチ場に到着。


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シリーズ 健康ツーリズム実践編 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]

 シリーズ 健康ツーリズム実践編
桃太郎伝説の里山を歩く。広島から出発風景

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第一章;妻を残して旅に出よう その11 [清水代表(講演会や諸事ご報告)]

写真: シリーズ・清水代表の未発表原稿・旅のススメ
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第一章;妻を残して旅に出よう その11

さらに、旅はひとりで何かをする力を蘇らせてくれる。ふだん行かないところへ行くのだから、注意力も働くようになれば、勘も働くようになる。長旅となれば、洗濯もしなければならないし、裁縫など身繕いも必要になる。

街歩きにしろ、歩いて大丈夫なところと、危なそうなところの区別をつけていく必要がある。海外なら、スリやサギに遭わないよう身の周りに注意を払い、最悪の場合、暴力沙汰まで想定しなければならない。そうした気遣いともしものときを想定した動きが、男の臭いを復活につながってくる。

とりわけひとり旅には、その効用があると考える。乗り物のチケットの手配やホテルの予約に始まって、その日の三食をどうするかも自分で決めていかなければならない。あれやこれやとひとりでやっているうちに、自分の中で何かをしていく活力が湧き出てくる。それは、男としての活力にもなる。

若い読者の中には、こんなことは当然のことだという人もいるだろうが、人間が衰えていくのは、当然のことができなくなるからだ。体力の衰えというよりは、さぼりが人をダメにしていく。

とくにいまどきのビジネスマンの仕事というのは、たしかに大変かもしれないが、人間本来の生活とはかなり隔たりがあるものになっている。狩りもしなければ、作物も育てず、モノもつくらない。

パソコンを相手に苦闘したり、電話でああだこうだするのがかなりの部分を占め、本来の人間としての労働とは遠いものになっている。そんな仕事ばかりをして、あとはさぼっていると、生の部分が鈍ってくるのだ。

 第一章;妻を残して旅に出よう その11

さらに、旅はひとりで何かをする力を蘇らせてくれる。ふだん行かないところへ行くのだから、注意力も働くようになれば、勘も働くようになる。長旅となれば、洗濯もしなければならないし、裁縫など身繕いも必要になる。

街歩きにしろ、歩いて大丈夫なところと、危なそうなところの区別をつけていく必要がある。海外なら、スリやサギに遭わないよう身の周りに注意を払い、最悪の場合、暴力沙汰まで想定しなければならない。そうした気遣いともしものときを想定した動きが、男の臭いを復活につながってくる。

とりわけひとり旅には、その効用があると考える。乗り物のチケットの手配やホテルの予約に始まって、その日の三食をどうするかも自分で決めていかなければならない。あれやこれやとひとりでやっているうちに、自分の中で何かをしていく活力が湧き出てくる。それは、男としての活力にもなる。

若い読者の中には、こんなことは当然のことだという人もいるだろうが、人間が衰えていくのは、当然のことができなくなるからだ。体力の衰えというよりは、さぼりが人をダメにしていく。

とくにいまどきのビジネスマンの仕事というのは、たしかに大変かもしれないが、人間本来の生活とはかなり隔たりがあるものになっている。狩りもしなければ、作物も育てず、モノもつくらない。

パソコンを相手に苦闘したり、電話でああだこうだするのがかなりの部分を占め、本来の人間としての労働とは遠いものになっている。そんな仕事ばかりをして、あとはさぼっていると、生の部分が鈍ってくるのだ。


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シリーズ・映像で伝える日本の原風景・瀬戸内海の夕暮れ編 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]

シリーズ・映像で伝える日本の原風景・瀬戸内海の夕暮れ編
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撮影場所は、広島県の呉市にある倉橋島。その島の里山に、倉橋火山という400m台の小さな山がある。その山頂からの夕陽である。遠方に見えている山並みは、四国の石鎚山系である。

撮影日は、2013年1月29日。


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シリーズ 映像で伝える日本の深呼吸タイム [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]


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入れ墨師・ネズミ先生 [清水代表に関連する記事]

写真: シリーズ・清水代表の紀行エッセイ
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入れ墨師・ネズミ先生

タイに住む友人から「ネズミ先生」と呼ばれ、尊敬されている人物を紹介されたことがある。ネズミ先生の住む町は、土地が低く、雨期にはほとんどが水に浸かるらしい。そんな住環境の悪さからか、町の住民は世の中の裏街道を歩く人たちが多いとも聞いた。

簡素なつくりの彼の家の玄関は、脱いだ靴で一杯だった。ミシミシと鳴る粗末な木の階段を二階に上がったとき、思わず私はたじろぎ、足がかすかに震えた。私の目には、三十人ほどの上半身裸の男たちが映った。その裸の背中では、彫られた入れ墨が舞う様に踊っていた。

 ネズミ先生の生業は「入れ墨師」だった。タイでの入れ墨の歴史は古く、戦士たちが戦闘の際に、恐怖心に打ち勝つために守護神の彫り物を体に刻んだのが起源らしい。カラフルな日本のそれとは違い、墨の単色で図柄も仏教の守護神やお守りの呪文が多い。ネズミ先生が、長さ六十センチの針を両手で構え持ち、微妙に右手を勤かすと、若者の背中や太股、さらに頭部にまで見事な絵が浮かび上がってくる。

彼は、入れ墨を施す前に誓いをさせる。「ウソを言わない」「父母の悪口は言わない」「麻薬と酒には手を出さない」など、わかりやすい言葉で説かれた人の道である。誓いを破ると、背中の守護神の怒りに触れるらしいので、若者たちは神妙にうなずいている。

でも、先生は休憩の時間にタバコをうまそうに吸いながら、ミネラルウオーターをガブガブと飲むような、庶民的な雰囲気の人である。私は、「ネズミ先生」とはよく命名したものだ、と妙に感心していた。人の道に外れそうになり、良心の呵責に苛まれた若者を、ネズミ先生は独自の導き方で諭すのである。

 私が子供の頃、近所には必ず「雷おやじ」と呼ばれる人がいた。他人の子供でも、人の道に外れると叱り飛ばしていた。怖い存在だったが、叱られた言葉は妙に頭に残っている。日本の経済成長とともに、そんなおやじはどこかへ消えてしまったようだ。

最近、殺人事件や家庭内虐待のニュースが毎日のようにテレビで流される。物質的に豊かになればなるほど、私たちの心の貧困さが浮き彫りになってくるのはなぜなのだろう。雷おやじが存在しない現代では、自らが胸に手をあて、心に良心を取り戻す作業を繰り返しおこなうことしかあるまい。

 入れ墨師・ネズミ先生

タイに住む友人から「ネズミ先生」と呼ばれ、尊敬されている人物を紹介されたことがある。ネズミ先生の住む町は、土地が低く、雨期にはほとんどが水に浸かるらしい。そんな住環境の悪さからか、町の住民は世の中の裏街道を歩く人たちが多いとも聞いた。

簡素なつくりの彼の家の玄関は、脱いだ靴で一杯だった。ミシミシと鳴る粗末な木の階段を二階に上がったとき、思わず私はたじろぎ、足がかすかに震えた。私の目には、三十人ほどの上半身裸の男たちが映った。その裸の背中では、彫られた入れ墨が舞う様に踊っていた。

ネズミ先生の生業は「入れ墨師」だった。タイでの入れ墨の歴史は古く、戦士たちが戦闘の際に、恐怖心に打ち勝つために守護神の彫り物を体に刻んだのが起源らしい。カラフルな日本のそれとは違い、墨の単色で図柄も仏教の守護神やお守りの呪文が多い。ネズミ先生が、長さ六十センチの針を両手で構え持ち、微妙に右手を勤かすと、若者の背中や太股、さらに頭部にまで見事な絵が浮かび上がってくる。

彼は、入れ墨を施す前に誓いをさせる。「ウソを言わない」「父母の悪口は言わない」「麻薬と酒には手を出さない」など、わかりやすい言葉で説かれた人の道である。誓いを破ると、背中の守護神の怒りに触れるらしいので、若者たちは神妙にうなずいている。

でも、先生は休憩の時間にタバコをうまそうに吸いながら、ミネラルウオーターをガブガブと飲むような、庶民的な雰囲気の人である。私は、「ネズミ先生」とはよく命名したものだ、と妙に感心していた。人の道に外れそうになり、良心の呵責に苛まれた若者を、ネズミ先生は独自の導き方で諭すのである。

私が子供の頃、近所には必ず「雷おやじ」と呼ばれる人がいた。他人の子供でも、人の道に外れると叱り飛ばしていた。怖い存在だったが、叱られた言葉は妙に頭に残っている。日本の経済成長とともに、そんなおやじはどこかへ消えてしまったようだ。

最近、殺人事件や家庭内虐待のニュースが毎日のようにテレビで流される。物質的に豊かになればなるほど、私たちの心の貧困さが浮き彫りになってくるのはなぜなのだろう。雷おやじが存在しない現代では、自らが胸に手をあて、心に良心を取り戻す作業を繰り返しおこなうことしかあるまい。


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「幸福」とは何か,どう測ったらよいのか [ちょっと気になる素敵な文章]

写真: シリーズ・思考へのヒント・文章編
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「幸福」とは何か,どう測ったらよいのか

ヒトの生活を経済,政治,社会,文化,自然の 5 つの領域の組み合わせという視点から統合的に捉えるという立場にたつと, 一人当たりの国内総生産(GDP)の大きさだけによって,幸福の大きさを測定することは一面的だということもわかってきます。

ヒマラヤ山中にブータン王国という仏教国があります。最近私も調査にいってきたのですが,ブータン人の一人当たり GDP は日本の40分の 1 程度です。しかし年寄りや子供たち,犬や牛などがじつに幸せそうでした。

日本では毎年,3 万人を超える人が自殺に追い込まれていますが,この国では自殺する人はほとんどいません。 先代のブータン国王が言い出した言葉に「国民総幸福」(Gross  National  Hap-piness)があります。「国民総幸福」とは何か。これをどのように測ったらよいのでしょうか

ブータンの人々の見解をすこし脚色して要約しますと,つぎの
ようになります。

①マネーで購入できるモノ(物財)の豊かさのほかに,少なくともつぎの 8 つがあります。

②マネーでは購入できないモノ(道路や学校施設などの社会的共有財=インフラストラクチュアや手作りの自給財)の豊かさ,

③コト(人間関係)の豊かさ,

④文化的(生き方に迷いがない)豊かさ,

⑤シゴト(働きがい)の豊かさ,

⑥自治(民族自決と政治的民主主義)の豊かさ,

⑦自然の中のイノチの豊かさ,

⑧自由な時間の豊かさ,

⑨それらの総結果としてのヒトの全人的発達の豊かさです。

これら 9 つのファクターの総合計によって,幸福感が定まると
いうのです。モノの豊かさについても,単純に市場に流通する商品の購入額で決まるのではありません。

家庭菜園で新鮮な野菜を家族ぐるみで作ること,こどもの玩具や恋人の衣服を丹精こめて作り,繕うこと,子育てのケアや教育については安易に市場にアウトソーシングしないこと ― 社会の友愛圏でなされるこれらのシゴトがいかに大切であるかは,米国北東部の自宅を美しい庭に変えた絵本作家ターシャ・チューダーさんの生き方が示しています。

日本では青森の岩木山麓で「いのちの森の台所」(森のイスキア)を運営し,迷い,疲れ,救いを求めて訪れる人に手作りの食事を供し,寄り添うことで再生のきっかけを与えている佐藤初女さんの実践も教訓的でしょう。

生きるとはイノチの移し替えのことだからです。そのうえで生存に不可欠な財(水・衣食住・教育・医療)が全員に保障されていること,富の分配が公正で行われていることが,幸せ感をアップさせるポイントとなります。

立命館経済学(60巻特別号11)より

 「幸福」とは何か,どう測ったらよいのか

ヒトの生活を経済,政治,社会,文化,自然の 5 つの領域の組み合わせという視点から統合的に捉えるという立場にたつと, 一人当たりの国内総生産(GDP)の大きさだけによって,幸福の大きさを測定することは一面的だということもわかってきます。

ヒマラヤ山中にブータン王国という仏教国があります。最近私も調査にいってきたのですが,ブータン人の一人当たり GDP は日本の40分の 1 程度です。しかし年寄りや子供たち,犬や牛などがじつに幸せそうでした。

日本では毎年,3 万人を超える人が自殺に追い込まれていますが,この国では自殺する人はほとんどいません。 先代のブータン国王が言い出した言葉に「国民総幸福」(Gross National Hap-piness)があります。「国民総幸福」とは何か。これをどのように測ったらよいのでしょうか

ブータンの人々の見解をすこし脚色して要約しますと,つぎの
ようになります。

マネーで購入できるモノ(物財)の豊かさのほかに,少なくともつぎの 8 つがあります。

②マネーでは購入できないモノ(道路や学校施設などの社会的共有財=インフラストラクチュアや手作りの自給財)の豊かさ,

③コト(人間関係)の豊かさ,

④文化的(生き方に迷いがない)豊かさ,

⑤シゴト(働きがい)の豊かさ,

⑥自治(民族自決と政治的民主主義)の豊かさ,

⑦自然の中のイノチの豊かさ,

⑧自由な時間の豊かさ,

⑨それらの総結果としてのヒトの全人的発達の豊かさです。

これら 9 つのファクターの総合計によって,幸福感が定まると
いうのです。モノの豊かさについても,単純に市場に流通する商品の購入額で決まるのではありません。

家庭菜園で新鮮な野菜を家族ぐるみで作ること,こどもの玩具恋人の衣服を丹精こめて作り,繕うこと,子育てのケアや教育については安易に市場にアウトソーシングしないこと ― 社会の友愛圏でなされるこれらのシゴトがいかに大切であるかは,米国北東部の自宅を美しい庭に変えた絵本作家ターシャ・チューダーさんの生き方が示しています。

日本では青森の岩木山麓で「いのちの森の台所」(森のイスキア)を運営し,迷い,疲れ,救いを求めて訪れる人に手作りの食事を供し,寄り添うことで再生のきっかけを与えている佐藤初女さんの実践も教訓的でしょう。

生きるとはイノチの移し替えのことだからです。そのうえで生存に不可欠な財(水・衣食住・教育・医療)が全員に保障されていること,富の分配が公正で行われていることが,幸せ感をアップさせるポイントとなります。

立命館経済学(60巻特別号11)より


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里山登山学校 河平連山の山頂。標高555.2m, [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]


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河平連山登山前の、ストレッチ体操。 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]


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シリーズ 日本の山城 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]

シリーズ 日本の山城
岡山県 鬼ケ城山

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シリーズ 健康ツーリズム実践編 [ヘルスツーリズム実践を映像で紹介]

シリーズ 健康ツーリズム実践編

河平連山 大正12年に大分の飛行場から広島の飛行場へとフライトしていた軍用機が、この山麓にて墜落した。それ以来、この山の別名は、飛行機山である。


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第一章;妻を捨てて旅に出よう その7 [清水代表に関連する記事]

写真: シリーズ・清水代表の未発表原稿・旅のススメ
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第一章;妻を捨てて旅に出よう その7

そんな男になるためには、毎日の生活の中に油断は禁物である。自分でできることは自分で始末し、日ごろから人の世話にならないよう心掛けが必要なのだが、つい日々の忙しさにかまけて、人まかせになりやすい。気がついたときには、依存的な体質になってしまっている。

そうなってしまったかぎり、ここは強烈な刺激が欲しい。刺激によって、モノの見方を少し変えてみえようと考えたり、新しい何かをするとっかかりがついたりするなら、これはわずかの前進である。そこから自立が始まるのだが、その強い刺激の一つが、旅なのである。

●不安のない人生なんてない

自立するということは、裏を返せば、不安を抱えることである。不安にさらされながら、その不安にうまく対処し、生きていくことができれば、大したものだろう。私も、できればそうありたい。

自立した男を語るとき、よく想像しがちなのは、何ら不安も抱えず颯爽と行動する男といったものだろう。映画や小説にもこの手の男がヒーローとしてよく登場するが、果してそんな男がいるのだろうか。これが、けっこう怪しいものだと思っている。

まともに生きていれば、不安を抱えていない男などいないのだ。仕事の不安、生きる不安、人間関係の不安などをつねに抱えているものだ。

第一章;妻を捨てて旅に出よう その7

そんな男になるためには、毎日の生活の中に油断は禁物である。自分でできることは自分で始末し、日ごろから人の世話にならないよう心掛けが必要なのだが、つい日々の忙しさにかまけて、人まかせになりやすい。気がついたときには、依存的な体質になってしまっている。

そうなってしまったかぎり、ここは強烈な刺激が欲しい。刺激によって、モノの見方を少し変えてみえようと考えたり、新しい何かをするとっかかりがついたりするなら、これはわずかの前進である。そこから自立が始まるのだが、その強い刺激の一つが、旅なのである。

●不安のない人生なんてない

自立するということは、裏を返せば、不安を抱えることである。不安にさらされながら、その不安にうまく対処し、生きていくことができれば、大したものだろう。私も、できればそうありたい。

自立した男を語るとき、よく想像しがちなのは、何ら不安も抱えず颯爽と行動する男といったものだろう。映画小説にもこの手の男がヒーローとしてよく登場するが、果してそんな男がいるのだろうか。これが、けっこう怪しいものだと思っている。

まともに生きていれば、不安を抱えていない男などいないのだ。仕事の不安、生きる不安、人間関係の不安などをつねに抱えているものだ。


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シリーズ・清水代表の紀行エッセイ・こころのコンパス VOL2 [清水代表に関連する記事]

写真: シリーズ・清水代表の紀行エッセイ・こころのコンパス VOL2
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時速4キロの旅

 シリーズ・清水代表の紀行エッセイ・こころのコンパス VOL2
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時速4キロの旅


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第一章;妻を残して旅に出よう その4 [清水代表に関連する記事]

写真: シリーズ・清水代表の未発表原稿・旅のススメ
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第一章;妻を残して旅に出よう その4

けれども、内実はどうだったか。ひとりの男として見たとき、年々恰好悪くなってきはしなかったか。女性を引きつけるだけの魅力を失っていはしなかったか。

加えて四〇歳、五〇歳を過ぎれば、体力も衰え、体に張りも失ってくる。記憶力や決断力も鈍ってくる。会社でのポジションを失ったか、失いつつあるとき、ようやくそのことが明らかになってくるのだが、当人はそれをなかなか認めようとはしない。そんな男に、魅力を感じる女性はあまりいないだろう。

私は「妻を残して旅に出よう」という主張をしたいのだが、じつのところ、男のほうがすでに捨てられているのだ。その厳しい現実をまともに見ないことには、ますます相手にされなくなるのだ。

●中年からの旅は、第二の自立への旅

妻からも相手にされなくなった男が、これからどう生きていくか。それにはいろいろな方法論や哲学があろうが、一つの突破口となるのは旅だろうと私は思っている。

ずいぶんとお手軽な方法論、青臭い方法論に感じる人もいるだろう。しかし、お手軽で青臭いものは、困ったときに意外に効くのである。ひねくれがちな心にストレートに響いてくるからだ。

第一章;妻を残して旅に出よう その4

けれども、内実はどうだったか。ひとりの男として見たとき、年々恰好悪くなってきはしなかったか。女性を引きつけるだけの魅力を失っていはしなかったか。

加えて四〇歳、五〇歳を過ぎれば、体力も衰え、体に張りも失ってくる。記憶力や決断力も鈍ってくる。会社でのポジションを失ったか、失いつつあるとき、ようやくそのことが明らかになってくるのだが、当人はそれをなかなか認めようとはしない。そんな男に、魅力を感じる女性はあまりいないだろう。

私は「妻を残して旅に出よう」という主張をしたいのだが、じつのところ、男のほうがすでに捨てられているのだ。その厳しい現実をまともに見ないことには、ますます相手にされなくなるのだ。

●中年からの旅は、第二の自立への旅

妻からも相手にされなくなった男が、これからどう生きていくか。それにはいろいろな方法論や哲学があろうが、一つの突破口となるのは旅だろうと私は思っている。

ずいぶんとお手軽な方法論、青臭い方法論に感じる人もいるだろう。しかし、お手軽で青臭いものは、困ったときに意外に効くのである。ひねくれがちな心にストレートに響いてくるからだ。


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八畳岩の上から。


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このシリーズは、非常に貴重である。清水代表が中国新聞の朝刊に、1年半にわたって毎週連載(総計53回)していたものの、オリジナルである。

これから、不定期ではあるが、全53回のオリジナルをアップしていく予定である。必要な方はダウンロードして保存してほしい。今日は、その記念すべき第一回目である。

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